編集後記

編集後記

　このたび、めでたく中和寮唯一の文化情報誌を創刊することができた。無名の状態かつ素人による発行であるが、幸いこの寮は「書き手」が多いこともあり、無事原稿が集まった。無名雑誌の創刊にもかかわらず、寄稿をしてくれた執筆者には感謝を申し上げたい。

　特筆すべきは、なか市が開催されるにあたって特集を組む機会を得たことと、文芸欄各執筆者の作品がどれも佳作秀作名作ぞろいであることであろう。こうした様々な縁にめぐまれ、創刊を彩ることができた。

　しかし、そうした作品群に比べ、本誌はまだ習作の段階から踏み出せていない。経営の問題、人数の問題、専業ではないこと、問題はたいへん多い。今後はより寮生によって有益な情報と日々の生活を愉快にさせる記事を提供していかなければならないであろう。

　また寮生にはぜひとも寄稿していただけることを切に望む。文芸欄を中心とした小説や詩歌、評論、エッセイに加え、社会記事やコラムの執筆なども募集している。寮生の力によって本誌が中和寮の清涼剤となることを夢見たい。